金属アレルギーでも大丈夫?
ピアスをつけようとするとき、気をつけたいのが金属アレルギーです。
金属アレルギーは汗などでイオン化した金属が体内に入り、たんぱく質と結合することで
できた化学物質を体が異物と認識してしまうためにおこるアレルギーです。
人によっては命にかかわることもありますので、
勝手にあけるのではなく、必ず専門医の指導をうけていただきたいものです。
金属アレルギーはピアスだけの問題ではありません。
金属がイオン化して体内に入れば発症しますので、肌に触れる金属はすべて危険因子になります。
パワーストーンの中にも金属はいろいろとあります。
ということは、金属アレルギーを持っている人はパワーストーンは使えないのでしょうか。
もちろん、万が一を考えて専門医の診察を受けることが望ましいですが、大丈夫です。
パワーストーンとして有名なものやオーラ加工に使われる金属は、
チタン、プラチナ、金、銀など、金属的にきわめて安定した性質を持ったものです。
理科の実験を思い出してください。
金は濃硫酸や塩酸に入れても溶けませんでしたよね。
塩酸と硝酸を混ぜ合わせた王水というきわめて酸性度が高い薬品を使わなければ決して溶けません。
さびないことでも有名ですよね。
主に金属アレルギーを引き起こす金属はニッケル・クロム・コバルトですので、
絶対に避けなければいけません。
100円ショップなどで売っている安い装飾品に使われる金属です。
「安物は肌に合わない」という人は、
これらの金属に対してアレルギーを持っているのかもしれませんね。
金や銀、プラチナといった金属はアレルギーを起こしにくく
サビやクスミがでないメリットがある一方で、ニッケルやコバルトに比べ、
数倍の価格で取引されるので、少々高くなってしまうのが玉にキズです。
ちなみにニッケルは人を助ける力や人間関係を象徴するパワーストーン、
コバルトは水晶に蒸着させてシベリアンクオーツにするのに使われています。
とめ具などに使われていることがありますので、注意しましょう。