幸福にしてくれる石

神秘のパワーストーン

パワーストーンには、現代科学では説明のつかない神秘があります。
一般庶民の小さな幸せをかなえたという小さな話から、
歴史上の偉人の人生を狂わせた伝説まで、その事例には事欠きません。

今回はその中のひとつとして、世界的に有名なホープダイヤモンドのお話をご紹介します。
結果としては悲劇ですが、パワーストーンが持つ神秘性、力の大きさが良くわかる事例です。

ホープダイヤモンドは、
もともとインドの寺院に安置された仏像の目にはめ込まれた青いダイヤモンドでした。

長年その寺院の宝物として祭られてきましたが、
ある日フランス人の貿易商がこれを盗み出してしまいます。

盗まれたダイヤは海を越えてフランス国王 ルイ14世の手元に渡ります。
しかしルイ14世はまもなく病死。
ダイヤはルイ16世に引き継がれ、その妃であるマリー・アントワネットの手に渡りました。

しかしその後まもなくして、フランス革命が勃発。
2人は戦火の中で命を落とします。

ダイヤは革命時に紛失状態となっていましたが、
時を越えて1800年にオランダの宝石研磨師ファルスの手に渡ります。

そこでもダイヤは悲劇を起こします。
勝手にダイヤを売ったファルスの息子が謎の自殺を遂げ、
ダイヤを購入した相手ものどに食べ物を詰まらせて死んでしまいます。

ダイヤはさらにイギリスで実業家のエリアソンを馬車から落として死亡させた後、
ロンドンにやってきます。

ロンドンでのダイヤの所有者は資産家ヘンリー・ホープ。
ホープダイヤという名前は彼の元で名づけられました。
しかし、ヘンリー一家もさまざまな不幸が降りかかり、破産。

その後も数々の不幸を演出してきたホープダイヤは、
最後にハリー・ウィンストンというニューヨークの宝石商を交通事故4回、
破産という不幸のどん底に突き落とした後、スミソニアン博物館でゴール。
来場者を楽しませています。

もちろんホープダイヤと一連の不幸の因果関係はわかりません。
しかし、ここまで極端ではなくても宝石の誘惑に心を支配され、
欲望を解き放ったばかりに身を滅ぼす人は後を絶ちません。

パワーストーンは良くも悪くも所有者を映し出します。
純粋な願いをかなえる一方、悪意を持って接すれば身を滅ぼすことにもなりかねないのです。

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