ダイヤもパワーストーンなの?
パワーストーンの解釈にはさまざまなバリエーションがあります。
紹介者によって同じ石でも別の効果が紹介されており、時に論争が起こります。
まず必ず議題に上るのが、人工物や加工を施した宝石はパワーストーンになるのかどうか。
人工ダイヤ、各種宝石の模造品はパワーストーンにはならないといわれることが多いですが、
例外もあります。
その代表的な例がオーラクリスタルです。
オーラクリスタルというのは、
透明度が高い高品質な水晶に何らかの金属を蒸着してつくる人工の宝石です。
その形状から、コーティングクリスタルとも呼ばれています。
真空状態の中で高温のクリスタルに、これまた高温に加熱してイオン化した金属の蒸気を当てることで
独特の光沢をもった水晶ができます。
オーラクリスタルとして有名なものの一例としては、アクアオーラ・コスモオーラ・
ゴールデンオーラ・オーロラオーラ・ローズオーラといったものがあります。
アクアオーラとゴールデンオーラは同じ、水晶に金を蒸着させたものですが、
蒸着時の温度が違うため、アクアオーラは青、ゴールデンオーラは金色をしています。
金属の種類と蒸着温度を変えることで、さまざまな色合いを付けることができるため、
オリジナリティあふれるオーラクリスタルがたくさんあります。
それぞれ水晶と蒸着金属両方の力を持つパワーストーンとして認識されていることが多いです。
また、比較的安価なものが多いのもオーラクリスタルの特徴で、水晶という中世的で
誰にでも使えるパワーストーンということで、パワーストーン入門者向けといえます。
もうひとつ議論の対象になるのがダイヤモンドはパワーストーンかどうかというものです。
いろいろな意見がありますが、これらを総合するとこのようになります。
人工ダイヤは論外だが、天然ダイヤはパワーストーンになりえる。
装飾用のダイヤとパワーストーンとして力を発揮するダイヤを分けるのはカットの仕方。
面白いのはカットの種類で装飾用かパワーストーンかが分かれるという意見。
ブリリアンカットなどはダイヤを輝かせるカットで、
パワーストーン用のカットは球形や五芒星、六芒星、ピラミッドといったカットなのだそうです。